ナマズ クランクベイト

ナマズ釣りの定番ルアー、クランクベイト。「種類が多すぎて選べない」「どう使えば釣れるの?」と悩んでいませんか?

この記事では、ナマズ用クランクベイトの失敗しない選び方から、釣果実績の高いおすすめモデル、バイトを引き出すアクションのコツまでを網羅的に解説します。

ナマズがクランクベイトに強く反応するのは、その強い波動とラトル音が、濁った水中でもナマズの側線と聴覚を強烈に刺激するからです。

本記事を読めば、音・アクション・カラーといった選び方の全知識が身につき、もうルアー選びで迷うことはありません。

明日からの釣果を劇的に変える一匹を、このクランクベイトで掴み取りましょう。

ナマズクランクベイトの基本と選び方の全知識

ナマズゲームにおいて、クランクベイトは非常に有効なルアーの一つです。

しかし、「種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない…」と感じているアングラーも多いのではないでしょうか。

ご安心ください。

この章では、ナマズ釣果に直結するクランクベイトの基本的な知識と、失敗しないための選び方のポイントを徹底的に解説します。

これを読めば、あなたに最適な一個が必ず見つかるはずです。

ナマズはなぜクランクベイトで釣れるのか

ナマズがクランクベイトに強く反応するのには、その独特な習性が関係しています。

ナマズは視力があまり良くない反面、側線(そくせん)と呼ばれる器官で水の振動や音を敏感に感じ取ります。

クランクベイトは、ボディを左右に振って泳ぐことで強い波動を水中へ発します。

さらに、内部にラトル(重り)が入っているモデルは、泳ぐたびに音を立ててアピールします。

この「強い波動」と「音」が、ナマズの側線を強烈に刺激し、その存在を遠くにいる個体にも知らせることができるのです。

また、ナマズは好奇心が非常に旺盛な魚です。

目の前を騒がしく通り過ぎるクランクベイトは、ナマズにとって格好の攻撃対象となり、威嚇や好奇心から思わずバイトしてしまうのです。

選び方のポイント1 音の有無と種類

クランクベイト選びで最も重要な要素の一つが「音」です。

ナマズ用クランクベイトは、大きく分けて音が出る「ラトルイン」と、音が出ない「ノンラトル(サイレント)」の2種類があります。

ラトルインタイプは、内部のラトルが発する「ジャラジャラ」「コトコト」といったサウンドで、広範囲のナマズにアピールします。

特に活性が高い個体を探すパイロットルアーとしてや、川が濁っている状況で非常に有効です。

一方、ノンラトルタイプは音が出ないため、アピール力は控えめです。

しかし、釣り人が多いプレッシャーの高いフィールドや、ルアーを見慣れてスレてしまったナマズに対して絶大な効果を発揮します。

まずはラトルインで様子を見て、反応がなければノンラトルに切り替える、という使い分けが釣果アップの鍵となります。

選び方のポイント2 泳ぎのアクション

クランクベイトの「泳ぎ」、つまりアクションもナマズの食性に大きく影響します。

アクションの主な種類は、ボディを左右に大きく振る「ウォブリング」と、体を軸に回転するように倒れ込む「ローリング」です。

ナマズ釣りにおいては、強い波動を生み出すワイドなウォブリングアクションが基本となります。

この力強い動きが、ナマズの側線を効率よく刺激し、バイトへと導きます。

また、まっすぐ泳ぐだけでなく、時折バランスを崩して軌道が逸れる「千鳥アクション」も非常に効果的です。この不規則な動きが、ナマズに捕食の隙を与え、リアクションバイトを誘発します。

ルアーを選ぶ際は、パッケージの説明などでどのようなアクションをするのか確認してみましょう。

選び方のポイント3 サイズと浮力

ルアーの「サイズ」と「浮力」は、使いやすさと根掛かりの回避に直結する重要なポイントです。

サイズについては、50mm~70mm程度の、ナマズが一口で吸い込みやすいボリューム感のあるものが標準となります。

大きすぎるとフッキング率が下がり、小さすぎるとアピール力が不足しがちです。

浮力は、水に浮く「フローティング」タイプがナマズクランキングの基本です。

特に、障害物に当たった際に素早く浮き上がって根掛かりを回避できる「ハイフロート」モデルは、ストラクチャー(障害物)周りを攻める際に大きなアドバンテージとなります。

クランクベイトはリップで障害物をかわす能力に長けていますが、底をズル引くような使い方は根掛かりが多発するため注意が必要です。

基本はフローティング、もしくはハイフロートモデルを選んでおけば間違いありません。

選び方のポイント4 カラーセレクト術

視力が弱いナマズにとって、カラーの重要度は他の魚種に比べて低いと言われています。

しかし、状況によって有利不利が生まれるのも事実です。

ナマズのカラー選びは、「シルエットがはっきり見えるか」が最も重要です。

メインの釣り場となる夜間(ナイトゲーム)や濁りの強い状況では、ブラックやマットブラックといったシルエットが際立つカラーや、チャートリュース、ホワイトなどの膨張色が非常に有効です。

また、光を蓄えて発光する「グロー(夜光)」カラーも、ナイトゲームでの実績が高い定番カラーです。

日中(デイゲーム)や水が澄んでいる状況では、光を反射してアピールするクロームやゴールドといったメッキ系カラーが効くこともあります。

どの色から揃えればいいか迷う…」という方は、まずアピール力の高い「チャート系」と、シルエットで魅せる「ブラック系」の2色を準備することをおすすめします。

ナマズにオススメのクランクベイト5選!

数あるクランクベイトの中から、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

ここでは、ナマズ釣りで圧倒的な実績を誇り、多くのアングラーから支持されている定番ルアーを5つ厳選してご紹介します。

それぞれの特徴を理解し、あなたのフィールドやスタイルに合った最高の相棒を見つけてください。

ダイワ T.D.ハイパークランク

バス釣りの世界で一世を風靡した、伝説的なクランクベイトです。

その完成度の高さは、もちろんナマズ釣りにおいても絶大な効果を発揮します。

特筆すべきは、非常に高い障害物回避性能と、安定したスイム姿勢です。

入り組んだカバーやゴロタ石が点在するエリアでも、根掛かりを恐れずにタイトなアプローチが可能です。

ノンラトル(サイレント)モデルは、ハイプレッシャーな都市型河川や、スレたナマズに対して特に有効で、静かなアプローチで口を使わせる力を持っています。

ダイワ ピーナッツⅡ

「ナマズ用のクランクベイトを初めて買うけど、どれがいいかわからない…」という方に、まず一番におすすめしたいのがこの「ピーナッツⅡ」です。

「国民的クランクベイト」とも呼ばれるほどの超定番ルアーで、手頃な価格ながら、その実力は折り紙付きです。

ただ巻きするだけで、キビキビとしたウォブリングアクションと心地よいラトルサウンドを発生させ、広範囲のナマズにその存在をアピールします。

SR(シャローランナー)とDR(ディープランナー)の2タイプがあり、水深や足場の高さに応じて使い分けることで、さらに釣果を伸ばすことができます。

エバーグリーン ワイルドハンチ

数々のバストーナメントでウイニングルアーに輝いてきた、まさに釣るためのクランクベイトです。

最大の特徴は、千鳥足のような不規則なアクション(チドリアクション)ではなく、あくまで安定したハイピッチなウォブンロールアクションで泳ぎ続ける点にあります。

この安定したアクションが、驚異的な障害物回避能力を生み出し、複雑なカバーの中でも根掛かりを回避しながらナマズを誘い出します。

タフな状況下でも確実にバイトを引き出す力があり、ここぞという場面で頼りになる存在です。

deps イヴォーク

アシやガマの際、倒木、テトラポッドなど、ヘビーカバーの奥の奥を攻めたい、そんなアグレッシブなアングラーに最適なのが「イヴォーク」シリーズです。

「カバークランキング」というジャンルを確立したルアーであり、その障害物回避性能は他の追随を許しません。

スクエアビルリップと特殊なボディ形状が、まるで障害物をなめるように回避し、通常では攻めきれないピンスポットへルアーを送り込むことを可能にします。

強い波動と大音量のラトルサウンドで、濁りが強い状況やナイトゲームでも、ナマズに強烈にアピールできます。

純正フックのままだとボディに絡むことがあるため、フックサイズを一つ下げるか、ダブルフックに交換するといったチューニングも有効です。

ティムコ マッドペッパーマグナム

ディープクランク(深く潜るタイプ)の金字塔ともいえるルアーです。

足場の高い護岸や、水深のある河川の中層からボトム(川底)を効率よく探りたい場合に、その真価を発揮します。

急角度で一気に潜行し、ボトムに到達してからもバランスを崩さず泳ぎ続ける安定性は見事の一言です。

マグナムサイズの大きなボディが生み出す強い波動は、アピール力抜群で、遠くにいるナマズや、深場に潜む大型のナマズにまでその存在を知らせることができます。

特にデイゲームで、日中の暑さを避けて深みに落ちた個体を狙う際に欠かせないルアーとなるでしょう。

ナマズのバイトを引き出すクランクベイトの使い方

ナマズ用クランクベイトを手に入れたものの、どう使えば釣果に繋がるのか分からない、ということはありませんか?

実は、ナマズクランキングには、ただ投げて巻くだけでなく、バイトを強制的に引き出すためのいくつかの「コツ」が存在します。

ここでは、誰でも実践できる基本的な使い方から、一歩進んだテクニックまでを分かりやすく解説します。

これらのテクニックを習得すれば、あなたのクランクベイトが強力なナマズキラーになること間違いなしです。

ただ巻きの速度変化でバイトを誘う

ナマズクランキングの基本中の基本は「ただ巻き(ステディリトリーブ)」です。

しかし、ずっと同じ速度で巻いているだけでは、ナマズに見切られてしまうことも少なくありません。

そこで重要になるのが、リトリーブ速度に変化をつけることです。

基本は、クランクベイトが持つ本来のアクション(ウォブリングやローリング)がギリギリ出るくらいの「スローリトリーブ」。

ナマズがルアーを発見し、追尾して捕食するまでの「間」を十分に与えることができます。

一方で、時折「ファストリトリーブ(早巻き)」を織り交ぜることで、リアクションバイトを誘発できます。

目の前を高速で通り過ぎる物体に対し、ナマズが思わず口を使ってしまうのです。

さらに効果的なのが、巻きを数秒止めてルアーを浮かせる「ストップ&ゴー」。

特にフローティングタイプのクランクベイトが浮上する瞬間は、ナマズの捕食スイッチが入りやすい絶好のバイトチャンスとなります。

「スロー」を基本に、「ファスト」と「ストップ」を組み合わせ、ナマズを飽きさせない演出を心がけましょう。

ストラクチャーに当てて食わせるテクニック

護岸際や倒木、橋脚などの障害物(ストラクチャー)周りは、根掛かりが怖くて攻めきれないと感じていませんか?

実は、これらのストラクチャーはナマズが身を潜める一級ポイントであり、クランクベイトの性能を最大限に発揮できる絶好の場所なのです。

クランクベイトの先端にある「リップ」は、水を掴んで潜行するだけでなく、障害物を感知し、回避するバンパーの役割も果たします。

この特性を活かし、あえてストラクチャーにクランクベイトを軽くぶつける(コンタクトさせる)のがこのテクニックのキモです。

ストラクチャーに当たったクランクベイトは、一瞬バランスを崩して不規則な動き「ヒラ打ち」を起こします。

この予測不能なアクションが、物陰に潜むナマズのリアクションバイトを強烈に誘発するのです。

ストラクチャーの横をただ通すのではなく、「コンタクトさせてヒラを打たせる」ことを意識してリトリーブしてみてください。

釣果が劇的に変わるはずです。

ただし、あまりにも複雑に入り組んだ水中レイダウン(倒木)など、根掛かりが多発する場所ではルアーを失うリスクが高まるため、無理な攻め方は禁物です。

流れを活かしたドリフト釣法

河川や規模の大きな用水路など、流れのあるフィールドで有効なのが「ドリフト釣法」です。

流れが速くてルアーがうまく泳いでくれない、すぐに足元まで流されてしまうという経験がある方には特におすすめのテクニックです。

ドリフトとは、流れに乗せてルアーを自然にポイントまで送り込む方法です。

やり方はシンプルで、まずナマズが潜んでいそうなポイントの少し上流側(アップストリーム)にキャストします。

その後、リールを巻かずにラインを張りすぎず緩めすぎずの状態に保ち、ルアーを流れの力でポイントまで流し込んでいきます。

これにより、上流からエサが流れてくるのを待っているナマズに対し、極めて自然な形でルアーをアプローチできます。

ルアーが狙いのポイントを通過するあたりから、ゆっくりとリトリーブを開始してアピールしましょう。

流れに対してクロス(真横)やダウンクロス(斜め下流)に投げる場合でも、流れの抵抗を感じながらゆっくり巻くことで、ルアーを流れに馴染ませながら広範囲を探ることが可能です。

この釣法は、日中のプレッシャーが高い状況や、警戒心の強い大型ナマズに特に効果を発揮します。

もっと釣るためのナマズクランクベイト応用術

クランクベイトの基本的な使い方をマスターしたら、次は釣果をさらに伸ばすための応用術に挑戦してみましょう。

「根掛かりが怖くて攻めきれない」「もっとアピール力を高めてバイトを増やしたい」そんな悩みを解決する、一歩進んだチューニングと攻め方をご紹介します。

少しの工夫で、あなたのナマズクランキングは劇的に変わるはずです。

フックの向きを調整して根掛かりを減らす

ナマズが潜むカバー周りを攻める上で、最大の敵は「根掛かり」です。

ルアーを失うリスクを恐れていては、釣れるナマズも釣れません。

そこで有効なのが、フックのチューニングです。

最も手軽で効果的なのが、標準装備のトリプルフックをダブルフックに交換する方法です。

ダブルフックはフックポイント(針先)が2つになるため、障害物への接触が減り、根掛かりを劇的に回避できます。

さらに、フックの向きを上向きにセッティングすることで、ボトム(川底)の石やゴミを拾いにくくなります。

ただし、フックを交換する際は、元のフックと重さを合わせることが重要です。重さが大きく変わると、ルアー本来のアクションが損なわれる可能性があるため注意しましょう。

また、ナマズへのダメージを軽減し、手返しを良くするためにバーブ(カエシ)を潰したバーブレスフックにするのも、現代のナマズゲームではマナーとなりつつあります。

ブレードやティンセルでアピール力を追加

ナマズの活性が低い時や、濁りが強い状況では、クランクベイトの波動や音だけではアピールが足りないことがあります。

そんな時は、視覚的なアピールを追加するカスタムが効果的です。

代表的なチューニングが、リアフックへの「ブレード」の装着です。

スプリットリングとスイベルを介してブレードを取り付けることで、リトリーブ中にキラキラと光を反射し、ナマズの側線だけでなく視覚にも強くアピールします。

特に、光量の少ないマズメ時や常夜灯周りで絶大な効果を発揮することがあります。

もう一つは、フックに「ティンセル」や「ラバー」を巻くチューニングです。

これは、ルアーを止めた時や流れに乗せて漂わせる時に、フワフワと揺らめいて生命感を演出します。

あと一歩で食いきらないナマズに対して、最後のバイトトリガーとして機能してくれるでしょう。

これらのパーツはアピール力を高める反面、水の抵抗が増えてルアーのアクションを変化させます。まずはブレード1枚、ティンセル数本から試すなど、バランスを見ながら調整してください。

デイナマとナイトゲームでの攻め方の違い

ナマズ釣りは夜のイメージが強いですが、日中(デイナマ)でも十分に狙うことができます。

ただし、昼と夜ではナマズの行動パターンが異なるため、クランクベイトの攻め方も変える必要があります。

ナイトゲームの攻め方

夜はナマズが広範囲に散らばり、積極的にエサを探し回る時間帯です。

そのため、ラトル入りのアピール力が高いクランクベイトで、広範囲をテンポよく探るのが基本戦略となります。

音と波動を頼りにナマズがルアーを見つけるため、多少コースがずれてもバイトしてくることが多いのが特徴です。

まずはやる気のある高活性な個体を手早く見つけ出すことを意識しましょう。

デイナマの攻め方

日中のナマズは、シェード(日陰)やオーバーハング、水中の岩や倒木といったカバー(障害物)に身を潜めています。

そのため、ピンスポットを狙い撃ちするような、タイトで丁寧なアプローチが求められます。

カバーの奥や際にクランクベイトをキャストし、障害物にコンタクトさせてリアクションバイトを誘うのが有効です。

夜とは違い視覚も効くため、水の透明度や天候に合わせたカラーセレクトも釣果を左右する重要な要素になります。

特に夏場のデイゲームは非常に暑くなります。熱中症対策として、こまめな水分補給と休憩を必ず心がけてください。

まとめ

ナマズ釣りにおいて、クランクベイトは非常に有効なルアーです。ナマズは濁った水中でも側線で獲物を探すため、クランクベイトが発する強い波動とラトルサウンドが、ナマズの捕食本能を強烈に刺激します。

ナマズ用クランクベイトを選ぶ際は「音」「アクション」「浮力」の3点を意識することが釣果への近道です。

まずはダイワの「ピーナッツⅡ」のような実績の高いモデルから始め、ただ巻きやストラクチャーに当てる使い方を試してみてください。

この記事で解説した選び方とアクションのコツを実践し、豪快なナマズのバイトをぜひ体感してください。

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