
ナマズのトップウォーターゲームで「もっと釣果を伸ばしたい」と思いませんか?その鍵を握るのが、定番ルアーのヘドン「ビッグバド」です。
この記事では、なぜビッグバドがナマズ釣りに最強と言われるのか、その理由である独特のサウンドの秘密から、釣果を倍増させるための具体的な方法までをプロの視点で徹底解説します。
フック交換やブレードのヒートン化といった必須チューニング術、実績の高いカラーの選び方、そしてただ巻きやストップ&ゴーといった基本的な使い方まで網羅。
この記事を読めば、あなたもビッグバドを完全に使いこなし、エキサイティングなナマズゲームを堪能できること間違いなしです。
なぜナマズ釣りにビッグバドが最強と言われるのか
数あるナマズ用ルアーの中でも、なぜヘドン社の「ビッグバド」は長年にわたり最強ルアーとして君臨し続けているのでしょうか。
「ナマズ釣り用のルアーって色々あるけど、結局どれを使えばいいのか分からない…」と感じているアングラーも多いはずです。
その答えは、ビッグバドが持つ「音」「視覚」「実績」という、ナマズを惹きつけてやまない圧倒的な魅力にあります。
ここでは、ビッグバドがナマズ釣りの決定版ルアーと言われる3つの理由を詳しく解説します。
ナマズを強烈に刺激する独特のサウンド
ビッグバドの最大の武器は、他のルアーには真似できない唯一無二のサウンドです。
リールを巻くと、ボディが左右に揺れることで「ポコポコ」という甘い音が発生します。
さらに、お尻に装着されたブレードがボディに接触し、「カショカショ」「カチカチ」といった甲高い金属音を奏でます。
この「ポコポコ音」と「金属音」が織りなす複合的なサウンドが、ナマズの本能を強烈に刺激するのです。
視力が弱いとされるナマズは、聴覚や側線(水の振動を感じる器官)を頼りに獲物を探します。
そのため、ビッグバドが水面で立てる大きく、かつ複合的な音は、広範囲のナマズに対して絶大なアピール力を誇り、その存在を知らせることができます。
特にブレードが奏でる金属音は、ナマズの捕食スイッチを入れるきっかけになると言われています。
トップウォーターゲームならではの視覚的な楽しさ
ビッグバドは、水面を泳がせて使うトップウォータープラグと呼ばれるルアーの一種です。
このトップウォーターの釣りは、釣果だけでなく、釣りそのもののプロセスが非常にエキサイティングな点も魅力です。
暗闇の中、ルアーが立てる音だけを頼りに集中していると、突如として水面が「バフッ!」という轟音とともに爆発します。
ナマズがルアーに襲いかかるド派手なバイトシーンが丸見えで、その迫力は一度味わうと病みつきになります。
ルアーが水中に引きずり込まれる瞬間を視覚で捉えることができるため、アングラーの興奮は最高潮に達します。
この視覚的な楽しさとスリルこそ、ビッグバドを使ったナマズ釣りの醍醐味と言えるでしょう。
ビッグバドが特に有効なシーズンと時間帯
ビッグバドの性能を最大限に引き出すには、適切なシーズンと時間帯を知ることが重要です。
ナマズの活性が高まる春から秋(おおよそ4月~11月頃)が、ビッグバドにとってのベストシーズンです。
特に、田んぼに水が入り始める梅雨時期や、ベイトフィッシュ(エサとなる小魚)が豊富な夏は、ナマズが積極的にエサを追い求めるため絶好のタイミングとなります。
時間帯としては、ナマズの捕食活動が最も活発になる夜釣りが基本です。
日没直後の「夕マズメ」や、夜が明ける直前の「朝マズメ」は、特にバイトが集中するゴールデンタイムです。
光量が少ないローライトコンディションでは、ナマズは視覚よりも音や波動を頼りにするため、ビッグバドのサウンドアピールが絶大な効果を発揮します。
もちろん、曇天や雨の日中、川の流れ込みやアシ際などのシェード(日陰)を狙えば、日中でも十分にナマズを手にすることが可能です。
ナマズ釣り用ビッグバドの基本的な選び方
数多くのルアーが存在する中で、なぜビッグバドがナマズ釣りに有効なのでしょうか。
「ビッグバドが良いとは聞くけど、どれを選んだらいいか分からない…」という方も多いはずです。
ここでは、ナマズ釣果への第一歩となる、ビッグバドの基本的な選び方について詳しく解説します。
これを読めば、あなたに最適な最初の一個が見つかるはずです。
まずは王道のヘドン製オリジナルビッグバド
ビッグバドには様々なメーカーから類似品が発売されていますが、まず手に取るべきは元祖である「ヘドン(Heddon)」社のオリジナルビッグバドです。
長年にわたり世界中のアングラーから愛され、バスフィッシングはもちろん、ことナマズ釣りにおいては絶大な信頼と実績を誇ります。
その理由は、他のルアーにはない唯一無二のアクションとサウンドにあります。
迷ったら、まずはヘドン製のオリジナルビッグバドを選ぶことが釣果への最短ルートです。
現行で販売されているモデルはプラスチック製で、個体差が少なく安定した品質が魅力です。
また、後述するチューニングを施しやすい点も、ナマズアングラーから支持される大きな理由となっています。
実績の高いおすすめカラーバリエーション
「お店に行ってもカラーが多すぎて、どれが釣れる色なのかさっぱり…」と感じることはありませんか?
ナマズ釣りにおけるカラー選びは、魚へのアピールと同じくらい、アングラー側からの「視認性」が重要になります。
特にナイトゲーム(夜釣り)がメインとなるため、ルアーがどこを泳いでいるか把握しやすいカラーが重宝されます。
数あるカラーの中でも、特に実績が高く、まず揃えておきたいおすすめのカラーは以下の通りです。
ボーン(BONE) / ホワイト系
夜間でもシルエットがぼんやりと浮かび上がり、非常に視認性が高い定番カラーです。
最初に買う色に迷ったら、まずボーンカラーを選んでおけば間違いありません。
光量が少ない状況でもルアーの位置を見失いにくく、操作に集中できます。
ブラック系
意外に思われるかもしれませんが、ブラックは光を透過せず、シルエットが最もハッキリと出るカラーです。
月明かりのある夜や、常夜灯の光が水面を照らすような場所で特に効果を発揮します。
チャートリュース系
黄色や緑系の派手なカラーで、アピール力が非常に高いのが特徴です。
水の濁りが強い時や、朝夕のマズメ時(薄暗い時間帯)など、ナマズに強く存在を知らせたい場面で活躍します。
中古品を選ぶ際の注意点
ビッグバドは人気ルアーのため、中古市場でも数多く流通しており、安価に手に入れるチャンスがあります。
しかし、中古品には状態の良いものから悪いものまで様々で、購入前にはいくつかチェックすべきポイントがあります。
以下の点に注意して、賢く中古品を選びましょう。
ボディのクラック(ひび割れ)
特にフックやブレードを取り付けているリグ(金具)の周辺は、負荷がかかりやすくヒビが入りやすい箇所です。
小さなクラックでも浸水の原因となり、ルアー本来の浮力やアクションを損なう可能性があります。
ボディに深い傷や明確な割れがあるものは、浸水のリスクが高いため避けるのが賢明です。
リグやヒートンの状態
金属パーツにサビや変形がないか確認しましょう。
特にブレードを固定しているヒートン(ネジ式の金具)が緩んでいたり、錆びついていたりすると、特徴的なサウンドが出にくくなります。
フックの状態
中古ルアーのフックは、錆びていたり、フックポイント(針先)が鈍っていたりすることがほとんどです。
フックは交換することを前提に考え、ボディの状態を最優先でチェックしましょう。
これらの点を踏まえれば、チューニングベースとしてお得な個体を見つけ出すことも可能です。
釣果が変わるナマズ用ビッグバド最強チューニング術
オリジナルのビッグバドは、箱から出した状態でも十分にナマズを惹きつける力を持っています。
しかし、いくつかの簡単なチューニング(カスタム)を施すだけで、その威力は劇的に向上します。
「バイトはあるのに、なぜかフッキングしない…」「もっと広範囲のナマズにアピールしたい!」そんな悩みを抱えているなら、このチューニング術は必見です。
ここでは、誰でも簡単にできて効果絶大な基本チューニングから、さらなる釣果を目指す応用チューニングまで、プロが実践する最強の改造術を詳しく解説します。
これだけは必須の基本チューニング
まずは、ビッグバドでナマズを釣るなら「これだけはやっておきたい」という必須の基本チューニングを2つご紹介します。
少しの手間で、フッキング率とアピール力が格段に変わることを実感できるはずです。
フック交換でフッキング率を向上させる
ビッグバドの純正フックは、バス釣り用としては標準的ですが、ナマズの大きく硬い口には小さく、フッキング性能に課題が残ります。
せっかくの激しいバイトを確実にモノにするため、フック交換は最も優先度の高いチューニングです。
交換するフックは、ナマズ専用に設計されたバーブレス(カエシのない)のダブルフックがおすすめです。
がまかつの「G-FISHING HOOK ナマズダブル」などが実績も高く、安心して使用できます。
バーブレスフックはナマズへのダメージを最小限に抑え、フックを外す際の手返しも格段に向上します。
フックサイズは、純正よりも1〜2番手大きいものを選び、スプリットリングプライヤーを使って交換しましょう。
フックを大きくするとルアーのバランスが変化することがあるため、交換後は必ず足元で泳がせて動きを確認してください。
ブレードのヒートン化でサウンドを響かせる
ビッグバドの心臓部とも言えるのが、リトリーブ時にボディと接触して音を出すテールブレードです。
純正ではリベットで固定されていますが、これを「ヒートン」と呼ばれるネジ付きの金具に交換することで、ブレードの可動域が広がり、より大きく安定したサウンドを生み出します。
このチューニングにより、「カショカショ」という甲高い金属音が強調され、ナマズの側線を強烈に刺激します。
作業にはピンバイス(小型ドリル)や接着剤が必要ですが、その効果は絶大です。
元のリベットを慎重に取り外し、ヒートン用の下穴を開けてねじ込み、スプリットリングを介してブレードを再装着すれば完成です。
カップが奏でる甘いポップ音と、ブレードの金属音が融合し、他のルアーにはない唯一無二のアピール力を手に入れることができます。
さらなる釣果を求める応用チューニング
基本チューニングでビッグバドのポテンシャルを引き出したら、次は特定の状況に特化した応用チューニングに挑戦してみましょう。
特に、ナマズ釣りのゴールデンタイムである夜釣りや、タフな状況でライバルに差をつけるための秘策です。
夜釣りで必須のケミホタルホルダー装着
ナマズ釣りのメインステージは、光の少ないマズメ時や夜間です。
暗闇の中でルアーの位置を正確に把握することは、釣果を左右する重要な要素となります。
そこで活躍するのが、ケミホタル(化学発光体)を装着するためのホルダーです。
市販のチューブタイプのホルダーを、ルアーの背中に耐水性の接着剤で固定するのが最も簡単な方法です。
これにより、暗闇の中でもルアーの軌道や位置がはっきりと視認でき、正確なアプローチが可能になります。
光に向かってナマズが猛然とアタックしてくる瞬間は、視覚的にも非常にエキサイティングです。
ルアーの視認性を上げることは、快適なナイトゲームを楽しむための必須カスタムと言えるでしょう。
ラトル追加でアピール力を増強する
「もっとアピール力を高めて、スレたナマズにも口を使わせたい」という場合には、ラトルの追加が効果的です。
ビッグバド特有のカップ音とブレード音に、さらに「カラカラ」「シャラシャラ」といったラトルサウンドを加えることで、アピールの複合化を図ります。
特に、雨後で濁りが強い状況や、ナマズの活性が低い時に絶大な効果を発揮します。
方法は、ボディに小さな穴を開けて中にガラスやスチール製のラトルボールを数個入れ、パテで穴を塞ぐのが一般的です。
この内部にラトルを仕込むカスタムは、ルアー本来のアクションを損ないにくいというメリットがあります。
ただし、一度ラトルを入れると元に戻すことはできないため、作業は慎重に行いましょう。
複数のサウンドが絡み合うことで、ナマズの捕食本能を極限まで刺激することができます。
プロが実践するビッグバドの基本的な使い方
最強のチューニングを施したビッグバドも、その動かし方が伴わなければ宝の持ち腐れです。
「せっかくチューニングしたのに、どうやって動かせばナマズが釣れるんだろう?」と悩んでしまうかもしれません。
しかし、ご安心ください。
ビッグバドの基本的なアクションは非常にシンプルです。
ここでは、プロが現場で実践している3つの基本的な使い方を、状況別に分かりやすく解説します。
これらのアクションをマスターすれば、あなたのビッグバドはナマズを惹きつける最強のウェポンとなるでしょう。
基本はただ巻き ナマズが好むリトリーブスピード
ビッグバドの最も基本にして、最も効果的なアクションが「ただ巻き」です。
ただリールを巻くだけで、ボディが左右に揺れるウォブリングアクションと、ブレードがボディを叩く独特の金属音を発生させ、広範囲のナマズにアピールします。
ここで最も重要なのがリトリーブスピードです。
ナマズ釣りにおけるビッグバドのただ巻きは、「デッドスロー(超低速巻き)」が鉄則です。
具体的には、ルアーが左右に揺れ、ブレードが「カション…カション…」と音を立てるギリギリの最も遅いスピードを維持してください。
目が良くないとされるナマズにとって、このゆっくりとした動きとサウンドは、ルアーを発見しやすく、また追いかけて捕食しやすい絶好のターゲットとなります。
もし流れがある場所で使う場合は、流れの速さに合わせてリトリーブスピードを調整し、ルアーがしっかりアクションする速度を保つことが重要です。
食わせの間を作るストップアンドゴー
ただ巻きでナマズがルアーの後ろを追ってくる(チェイスしてくる)ものの、なかなかバイトに至らない…そんなもどかしい状況で絶大な効果を発揮するのが「ストップアンドゴー」です。
やり方は非常に簡単。
デッドスローで数秒間ただ巻きしたら、リールの回転をピタッと止めて1〜3秒ほど待つ。そしてまた巻き始める。この動作を繰り返します。
この「ストップ」の瞬間に、それまで水面を泳いでいたビッグバドの動きが止まり、ふっと水面に浮き上がります。
この動きの変化、つまり「食わせの間」が、ためらっていたナマズの捕食スイッチを強制的にオンにするのです。
バイトはルアーを止めた瞬間や、再び動き出す直後に集中します。
チェイスが見えたら、焦らずにストップを入れてみましょう。
水面が「バフッ!」と割れるエキサイティングなバイトがあなたを待っています。
ピンスポットで誘う一点シェイク
「あそこの護岸際、絶対ナマズがいるはずだ」
「橋脚の下の暗がりに潜んでいそうだ」
このように、ナマズの居場所に見当がつく「ピンスポット」を攻略する際に有効なのが「一点シェイク」です。
狙ったポイントにビッグバドを正確にキャストしたら、ルアーをほとんど移動させずに、ロッドのティップ(竿先)を細かく震わせます。
すると、ビッグバドは移動距離を極限まで抑えながら、その場で揺れて波紋を広げ、ブレードサウンドを響かせ続けます。
これは、まるで水面に落ちてもがいている昆虫や小動物を演出するテクニックです。
物陰に隠れている警戒心の強いナマズに対し、じっくりとルアーの存在をアピールし、しびれを切らしてバイトさせるための誘い方と言えるでしょう。
プレッシャーの高いフィールドや、ナマズの活性が低いと感じた時に、ぜひ試してみてください。
まとめ
ナマズ釣りにおいて、ヘドン社のビッグバドが最強ルアーと称される理由は、その独特なサウンドがナマズの本能を強烈に刺激するからです。
トップウォーターならではのエキサイティングなバイトシーンも大きな魅力と言えるでしょう。
まずは王道のオリジナルモデルを選び、釣果に直結するフック交換とブレードのヒートン化は必ず実践しましょう。
さらにケミホタルホルダーやラトルを追加すれば、夜釣りや高活性時など、あらゆる状況に対応可能になります。
基本はただ巻きでOKです。
この記事で解説したチューニングと使い方をマスターすれば、ビッグバドでのナマズ釣りがさらに楽しく、釣果もアップすること間違いありません。

