ブラックバス 測り方

せっかく釣り上げたランカーバス、その1cmの差が自己ベストを更新するかどうかの分かれ道です。「ブラックバスの正しい測り方」に自信はありますか?この記事を読めば、バス釣りの世界で基準となる「口閉じ尾開き」という正しい測り方が分かり、誰が見ても納得する正確な記録を残せるようになります。なぜなら、正確な計測こそが自己記録の正当性を証明し、トーナメントの公式ルールに対応し、そして大切なバスへのダメージを最小限に抑える唯一の方法だからです。おすすめのメジャーやメジャーボード、釣果を最高の記録と記憶に残すための写真撮影のコツまで、バスの計測に関する全てを網羅的に解説します。

なぜブラックバスの正しい測り方が重要なのか

アングラーなら誰もが夢見るランカーサイズのブラックバス。

せっかく釣り上げた記録的な一匹、「本当にこの測り方で合っているのかな?」と不安になった経験はありませんか?

ブラックバスの正しい測り方を知ることは、ただ長さを知る以上に、あなたのバスフィッシングをより豊かで確かなものにするための重要なステップです。

この章では、なぜ「正しい測り方」がそれほどまでに重要なのか、3つの具体的な理由からその核心に迫ります。

自己記録を正確に残すため

バスアングラーにとって、自己記録の更新は何物にも代えがたい喜びであり、大きなモチベーションの一つです。

「50アップ」や「ロクマル」といった夢のサイズを追い求める中で、その達成を証明するのが計測した数値です。

しかし、その計測方法が曖昧では、せっかくの記録の価値が揺らいでしまいます。

「口閉じ尾開き」という広く認知された基準で計測することで、過去の自分の記録や他のアングラーの釣果とも公平に比較できる、信頼性の高い記録を残せます。

正確な記録は、あなたの経験の確かな証となり、未来の釣行へのさらなる情熱へと繋がるでしょう。

大会やトーナメントの公式ルールに対応するため

趣味として楽しむだけでなく、競技としてブラックバスフィッシングに挑戦する道もあります。

ローカルな大会からプロが競い合う本格的なトーナメントまで、その多くで「口閉じ尾開き」が公式な計測ルールとして採用されています。

ルールを知らずに自己流で計測してしまうと、検量の際にペナルティを受けたり、最悪の場合は失格となったりする可能性もゼロではありません。

将来的に大会への出場を考えている方はもちろん、競技の世界に興味があるなら、今のうちから公式ルールに準じた正しい測り方を身につけておくことが不可欠です。

ブラックバスへのダメージを最小限にするため

キャッチ&リリースが基本のバスフィッシングにおいて、釣り上げたバスへの配慮はアングラーにとって最も重要なマナーの一つです。

計測に手間取ってしまうと、バスが陸上にいる時間が長くなり、多大なストレスとダメージを与えてしまいます。

特に、乾いた地面や夏の高温のアスファルト上に直接置くことは、魚体の粘膜を傷つけ火傷のような状態を引き起こし、バスの命を脅かす非常に危険な行為です。

正しい測り方の手順をあらかじめ理解し、スムーズに計測を行うことは、結果的にバスへの負担を最小限に抑え、元気な姿で水に帰すことに繋がります。

釣らせてくれた一匹への感謝と敬意を忘れず、素早く優しいリリースを心がけましょう。

これが基本!ブラックバスの正しい測り方「口閉じ尾開き」

自己記録のバスを釣ったけど、この測り方で合っているのかな?」「SNSに投稿したら、サイズについて指摘されないか不安…」と感じたことはありませんか?

ブラックバスの計測方法はいくつかありますが、現在最も一般的で、多くの大会やトーナメントで公式ルールとして採用されているのが「口閉じ尾開き」です。

この方法をマスターすれば、誰が見ても納得する正確な記録を残すことができます。

ここでは、ランカーサイズとの出会いを逃さないためにも、正しい「口閉じ尾開き」の手順を一つずつ丁寧に解説していきます。

手順1 バスを水平な場所に置く

まず、計測を行う際はブラックバスを水平で平らな場所に優しく置きます。

凹凸のある地面や傾斜のある場所では、魚体が曲がってしまい正確な数値を測ることができません。

メジャーボードを使用するのが最も理想的ですが、持っていない場合は平らな地面を選んで計測しましょう。

その際、魚体へのダメージを避けるため、あらかじめ濡らしておいたラバーネットやシートの上にバスを置くのがマナーです。

手順2 口を閉じてメジャーの0点を合わせる

次に、ブラックバスの口を優しく閉じ、上顎の先端をメジャーの0点の基点にぴったりと合わせます。

バスは下顎が上顎より前に出ているため、基準にするのは必ず「上顎の先端」です。

口が開いたままだと数ミリから1cm以上の誤差が生まれてしまうため、この「口閉じ」の工程は非常に重要です。

暴れてしまう場合は、落ち着くまで少し待ってから、丁寧に口を閉じてあげましょう。

手順3 尾びれをまっすぐに伸ばして長さを確認

最後に、尾びれを手で優しく最大限に広げ、尾びれの最も長い部分の数値を読み取ります。

これが「尾開き」と呼ばれる工程です。

尾びれは閉じた状態と開いた状態では長さが大きく変わるため、しっかりと開いて一番長いところで測るのがルールです。

この数ミリの差が、自己記録の更新やランカー認定を左右することもあります。

やってはいけないNGな測り方の例

正確な計測を妨げる、やってはいけないNGな測り方の代表例を紹介します。

意図せずとも、これらの測り方では正確な記録とは認められない可能性があるため注意が必要です。

口が開いている

最もよくある間違いが、口が開いたまま計測してしまうことです。

特に下顎の先端を基準にしてしまうと、本来のサイズよりも大幅に大きい数値が出てしまいます。

トーナメントなどでは「口閉じ」が厳格なルールとなっており、違反すると記録が認められないケースがほとんどです。

尾びれが閉じている

尾びれを閉じたり、軽くつまんだりした状態で測るのもNGです。

尾びれは魚の推進力を生み出す重要な器官であり、その先端までが魚の全長と見なされます。

最大限に開くことで初めて、その魚が持つ本来の長さを測ることができます。

特に50cmにわずかに届かないような惜しいサイズの時ほど、この「尾開き」が重要になります。

魚体が曲がっている

魚体が「く」の字に曲がった状態で測ってしまうと、当然ながら正しい長さは測れません。

釣った直後でバスが暴れている時や、足場の悪い場所で急いで測ろうとすると起こりがちなミスです。

必ず魚体をまっすぐに伸ばした状態で、メジャーの0点と尾びれの先端を確認するようにしてください。

ブラックバスの計測に必須の道具

自己記録の更新や大会での記録提出に欠かせないブラックバスの計測。しかし、どんな道具を揃えれば正確に、そしてバスに優しく測れるのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。ここでは、正確な計測とバスへのダメージ軽減を両立させるために必須の道具をご紹介します。

おすすめのバス釣り用メジャー

ブラックバスの長さを測るためのメジャーは、アングラーにとって欠かせないアイテムです。様々な種類がありますが、それぞれに特徴があります。

近年主流となっているのが、幅が広く魚体を乗せやすいワイドタイプのメジャーシートです。 幅が広いことで、地面に直接バスが触れるのを防ぎ、魚体へのダメージを軽減できます。 素材は、水や汚れに強く耐久性の高いターポリン製が人気です。 写真を撮る際にも、大きな目盛りでサイズがはっきりと写るのが大きなメリットです。

選ぶ際には、80cm程度まで測れる長さがあれば、ランカーサイズのバスが釣れても安心です。 また、オカッパリでの釣行が多い方は、カラビナ付きでコンパクトに収納できるかどうかも重要な選択基準となります。

正確な計測に役立つメジャーボード

「口閉じ尾開き」という公式ルールに則った、より厳密な計測を目指すならメジャーボード(プレート型メジャー)が必須です。 これは、魚の口の先端を当てるための垂直なプレートが付いた板状のメジャーです。

メジャーボードを使う最大のメリットは、誰が測っても誤差が出にくい正確性です。 魚体をまっすぐに固定し、口をプレートにぴったり合わせることで、計測の起点(0点)がずれることがありません。 地面が多少デコボコしていても影響を受けにくいため、特にボート釣りや、大会への参加を考えているアングラーには必須のアイテムと言えるでしょう。 ダイワの「ランカースケール」やデプスの「フィッシュケアメジャー」などが有名です。

ただし、シートタイプに比べてかさばるため、ランガンスタイルの場合は携帯性も考慮して選ぶ必要があります。

あると便利なその他のアイテム

メジャー以外にも、計測をスムーズに行い、バスへのダメージを最小限に抑えるために役立つ便利なアイテムがあります。

ラバーネット/ランディングネット

足場の高い場所からの取り込みに便利なだけでなく、バスの体を保護する上で非常に重要なアイテムです。魚の体表の粘膜を傷つけにくいラバー素材のネットを活用しましょう。

フィッシュグリップ

バスの口を安全に掴むための道具です。鋭い歯やフックによる怪我を防ぎ、計測や写真撮影の際にバスをしっかりとホールドできます。

デジタルスケール(秤)

長さだけでなく重さも記録して、より詳細なデータを残したいという方におすすめです。 特に、長さが同じでもコンディションの良い個体は重くなるため、ウェイトの記録はアングラーにとって大きなモチベーションになります。 フィッシュグリップと一体化したモデルも販売されています。

水汲みバケツ

計測前に地面を濡らしたり、バスの体にかけて乾燥を防ぐために使用します。 特に夏場のアスファルトなどは高温になっており、バスが火傷を負う危険があるため必ず用意しましょう。

ブラックバスを測る際の注意点とマナー

ブラックバスのサイズを測ることは、アングラーにとって大きな喜びの一つです。

しかし、その過程でバスにダメージを与えてしまっては、元も子もありません。

ここでは、「どうすればバスを傷つけずに計測できるのだろう?」という疑問に答えるため、未来の釣りのためにも覚えておきたい注意点とマナーを解説します。

アングラーとしての品格が問われる部分でもあるため、必ず実践しましょう。

火傷させないための水濡らしとラバーネットの活用

人間の手は、ブラックバスにとっては高温です。

乾いた手で直接触れると、バスの体表を覆う粘膜(ぬめり)が剥がれ、火傷のような状態になってしまいます

この粘膜は、バスを細菌や寄生虫から守るバリアの役割を果たしているため、剥がれると病気にかかりやすくなり、最悪の場合死んでしまうこともあります。

バスに触れる前には、必ず水で手を十分に濡らすか、一度水中に手を入れてから触れるようにしてください。

また、魚体へのダメージを軽減するために、ネットはシリコン製やラバーコーティングされた「ラバーネット」の使用を強く推奨します。

ナイロン製のネットは魚体を傷つけやすいため、できるだけ避けるのが賢明です。

ラバーネットを使えば、ネット越しにバスを掴む際もダメージを最小限に抑えることができます。

地面に直接置かない工夫

釣ったバスを地面に直接置く行為は、絶対に避けなければなりません。

特に、夏場のアスファルトやコンクリート、乾いた砂の上などは非常に高温になっており、バスを置くと大火傷を負わせてしまいます。

また、硬い地面や砂利は、バスの体表やヒレを傷つける原因にもなります。

計測する際は、必ず水で濡らしたメジャーシートやメジャーボードの上で行いましょう

もし専用の道具がない場合でも、濡らした草むらの上など、できるだけバスに優しい場所を選んでください。

バスのコンディションを第一に考えることが、真のアングラーとしてのマナーです。

素早く計測し優しくリリースする

ブラックバスはエラ呼吸をする魚なので、当然ながら水中から出されると呼吸ができません。

計測や写真撮影に時間をかけすぎて、バスを弱らせてしまった経験はありませんか?

陸上にいる時間が長引くほどバスへのダメージは大きくなり、リリースしても生き延びられない可能性が高まります。

計測や撮影の準備は、バスを釣り上げる前に済ませておきましょう。

メジャーを広げておいたり、カメラをすぐに使える状態にしておいたりするだけで、バスが水から出ている時間を大幅に短縮できます

計測から撮影までの一連の作業は、可能な限り1分以内を目安に手際よく行いましょう。

リリースする際は、高い位置から投げ込むのではなく、水面近くで優しく水に戻します。

バスが弱っている様子なら、下顎を支えて水中で体を安定させ、自分で泳ぎだすまで「蘇生」を手伝ってあげましょう。

エラに新鮮な水を送るように、優しく前後に動かしてあげるのも効果的です。

測った後は記念撮影!かっこいい写真の撮り方

せっかく釣れたランカーバス、どうせなら格好良く写真に収めたい!でも、どうやって撮れば魚が大きく、そして綺麗に見えるんだろう?と悩んだことはありませんか。

正しい計測が終わったら、次はその雄姿を写真に収める番です。

ここでは、釣りの最高の思い出を形に残すための、かっこいい写真の撮り方をご紹介します。

バス持ちの基本とコツ

「バス持ち」は、ブラックバスを最も格好良く見せる代表的な持ち方です。

正しい方法をマスターして、安全かつスタイリッシュな一枚を撮影しましょう。

基本的なバス持ちの方法

1. ブラックバスの下顎にある、ザラザラしていますが歯がない硬い部分(下顎結合部)に親指をかけます。

2. 残りの4本の指は、顎の外側を優しく包むように支えます。

3. 50cmを超えるような大型のバスの場合は、顎への負担を減らすため、もう片方の手で魚のお腹か尾びれの付け根あたりを支える「横持ち」をしましょう。

アゴだけで全体重を支える縦持ちは、バスのアゴが外れてしまう危険があるため、特に大きなバスでは避けるべきです。

かっこよく見せる撮影のコツ

カメラのレンズにバスを少し近づけることで、遠近法の効果で魚をより大きく、迫力があるように見せることができます。

ただし、やりすぎると不自然な写真になるため、少し肘を曲げて体に近づけるくらいが自然です。

また、魚体を少し傾けて、幅広な側面がしっかり写るようにすると、体高が強調されてさらに力強い印象になります。

背景にもこだわり、美しい自然や使ったタックル(ロッドやリール)を一緒に写し込むと、より思い出深い一枚になります。

メジャーと一緒に撮影する際のポイント

自己記録の更新を証明するためにも、メジャーと一緒に写った写真は非常に重要です。

誰が見てもサイズが正確にわかるような、記録としての価値が高い写真を撮るためのポイントを解説します。

正確さが伝わる撮影方法

最も正確さが伝わるのは、メジャーボードやメジャーシートの上にバスを置き、真上から撮影する方法です。

この時、計測の基本である「口閉じ尾開き」の状態で、メジャーの0点が口の先端にしっかりと合っていることを確認してください。

ダイワの「ランカースケール」やデプスの「ターポリンメジャー」といった製品は、魚を置きやすく、写真にも目盛りがはっきりと写るため人気があります。

ヒットルアーを魚の横に置くと、どんなルアーで釣れたのかという情報も一緒に記録できます。

撮影時の注意点

撮影に夢中になるあまり、バスを長時間陸上に上げておくのは絶対にやめましょう。

特に夏場は地面の熱でバスが火傷を負ってしまうため、撮影は濡らしたネットの上や草の上で行い、常に魚体を濡らしておくことを心がけてください。

カメラの準備を先にしてからバスを水揚げし、撮影は可能な限り短時間で済ませるのが、アングラーとしての最低限のマナーです。

まとめ

今回は、ブラックバスの正しい測り方について解説しました。自己記録の正確性はもちろん、大会の公式ルールに対応するため、そして何よりバスへのダメージを最小限に抑えるために、正しい知識は不可欠です。

ブラックバスの計測は「口閉じ尾開き」が基本であり、アングラー共通のルールです。メジャーボードなどを活用し、魚体を濡らした状態で素早く計測することで、バスへの敬意を示し、貴重な資源を守ることにも繋がります。

この記事で紹介した方法をマスターし、メモリアルな一匹との出会いを、より価値ある記録として残してください。

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